第08章 整形外科疾患 / I. その他の整形外科疾患
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Question
問題 844 肩関節周囲炎について適切でない記述はどれか。
  1. 1帯を結ぶのが困難となる。不正解
  2. 2有痛弧徴候(ペインフルアークサイン)がみられる。不正解
  3. 3ライトテストが陽性となる。正解!
  4. 4上腕二頭筋長頭筋腱に圧痛がみられる。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]誤り(適切な記述)。肩関節周囲炎では肩関節の可動域制限が生じ、結帯動作(帯を結ぶ動作=内旋・後方挙上)が困難となる。 結帯動作は肩関節の内旋と伸展が必要であり、肩関節周囲炎による拘縮で制限されやすい動作の一つである。結髪動作(外旋・挙上)とともに日常生活の支障を評価する指標となる。
2. [誤り]誤り(適切な記述)。有痛弧徴候(ペインフルアークサイン)は肩関節の外転60〜120度の範囲で疼痛が出現する所見であり、肩関節周囲炎でみられる。 肩峰下のインピンジメントによる腱板の挟み込みが原因であり、この角度を超えると痛みが軽減するのが特徴的である。
3. [正解]**正しい(適切でない記述)。** ライトテストは胸郭出口症候群の検査法であり、肩関節周囲炎の検査としては不適切である。 ライトテスト(Wright test)は上肢を外転90度・外旋位にして橈骨動脈の拍動減弱や消失を確認する過外転症候群の誘発テストであり、腕神経叢や鎖骨下動脈の圧迫を評価するものである。肩関節周囲炎の検査ではない。
4. [誤り]誤り(適切な記述)。肩関節周囲炎では上腕二頭筋長頭筋腱が走行する結節間溝部に圧痛がみられることが多い。 上腕二頭筋長頭腱炎は肩関節周囲炎の一病態であり、ヤーガソンテストやスピードテストで疼痛が誘発される。
Key Points
ポイント
  • 肩関節周囲炎では結帯動作困難、有痛弧徴候(ペインフルアークサイン)、上腕二頭筋長頭筋腱の圧痛がみられる。ライトテストは胸郭出口症候群の検査法(上肢挙上・外旋位で橈骨動脈拍動の減弱を確認)であり、肩関節周囲炎の検査としては不適切である。
  • 重要用語: 肩関節周囲炎, ライトテスト, 胸郭出口症候群, 結帯動作, ペインフルアークサイン を正確に理解しておくこと。
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