第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 838 「56歳の男性。数日前から続く右肩甲部や右上腕外側の痛みと、右前腕橈側から右手橈側のしびれを主訴に来院した。」装具療法を行う場合に最も適切なのはどれか。
  1. 1頸椎装具正解!
  2. 2肩関節外転装具不正解
  3. 3テニス肘バンド不正解
  4. 4手関節背屈装具不正解
Explanation
解説
1. [正解]頸椎神経根症が疑われる本症例では頸椎装具(頸椎カラー)が最も適切な装具療法である。 頸椎装具は頸椎の運動を制限し、椎間孔の狭窄を防いで神経根への圧迫を軽減する効果がある。変形性頸椎症の保存的治療として頸椎カラーの装着、薬物療法、牽引療法、温熱療法が行われる。頸椎の安静保持により症状の緩和が期待できる。
2. [誤り]肩関節外転装具は腋窩神経損傷や腱板断裂の術後リハビリテーションに用いるものである。 頸椎神経根症に対する装具としては適応がない。
3. [誤り]テニス肘バンドは上腕骨外側上顆炎(テニス肘)に対する装具であり、前腕近位部に装着して伸筋群への負荷を軽減する。 頸椎神経根症に対する装具としては適応がない。
4. [誤り]手関節背屈装具(コックアップスプリント)は橈骨神経麻痺による下垂手に対して手関節を機能肢位に保持するために用いるものである。 頸椎神経根症に対する装具としては適応がない。
Key Points
ポイント
  • 頸椎神経根症の保存的治療において装具療法を行う場合、頸椎装具(頸椎カラー)が最も適切である。頸椎の安静保持により椎間孔の狭窄を防ぎ、神経根症状の緩和を図る。肩関節外転装具・テニス肘バンド・手関節背屈装具はそれぞれ異なる疾患に対する装具である。
  • 重要用語: 頸椎装具, 頸椎カラー, 頸椎神経根症, 保存的治療 を正確に理解しておくこと。
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