第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 835 肘内障について正しいのはどれか。
  1. 1肘に腫脹はない。正解!
  2. 2腕尺関節の脱臼である。不正解
  3. 3徒手整復は困難である。不正解
  4. 4反復性に移行しやすい。不正解
Explanation
解説
1. [正解]肘内障では肘に腫脹はみられない。 橈骨頭が輪状靭帯から亜脱臼する疾患であり、外観上の変形や明らかな腫脹はない。患児が痛みのため腕を動かさなくなる(腕を下垂したままにする)ことで気づかれることが多い。2〜4歳の小児に好発し、手を引っ張った際に前腕が回内されて生じる。
2. [誤り]肘内障は腕尺関節の脱臼ではなく、橈骨頭の輪状靭帯からの亜脱臼(不完全脱臼)である。 腕橈関節における橈骨頭の異常であり、腕尺関節とは部位が異なる。
3. [誤り]肘内障の徒手整復は非常に容易である。 前腕を回外しながら肘を屈曲する操作で整復でき、整復時にクリック音が触知されると成功である。特に麻酔も必要としない。
4. [誤り]肘内障は5〜6歳を過ぎると輪状靭帯が十分に発達するため、反復性に移行しにくい。 成長とともに自然に起こらなくなるのが特徴であり、成人で肘内障を繰り返すことはない。
Key Points
ポイント
  • 肘内障は2〜4歳の小児に好発する橈骨頭の輪状靭帯からの亜脱臼で、腫脹はなく、徒手整復は容易(回外・屈曲操作)であり、5〜6歳以降は輪状靭帯の発達により反復性に移行しにくい。上肢を急に引っ張ることで生じる。
  • 重要用語: 肘内障, 橈骨頭亜脱臼, 輪状靭帯, 徒手整復容易 を正確に理解しておくこと。
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