第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 833 「18歳の女子。バスケットボール中、ジャンプしたときに相手と接触してバランスを崩し、着地時に右下腿外旋、膝関節外反が強制され受傷した。」確定診断に必要な検査はどれか。
  1. 1CT 検査不正解
  2. 2MRI 検査正解!
  3. 3超音波検査不正解
  4. 4エックス線検査不正解
Explanation
解説
1. [誤り]CT検査は骨折の詳細な評価には優れるが、靭帯・半月板などの軟部組織の描出にはMRIが圧倒的に優れる。 前十字靭帯損傷の確定診断にCTは不十分である。
2. [正解]MRI検査は前十字靭帯(ACL)損傷の確定診断に最も有用な画像検査である。 MRIは靭帯・半月板・軟骨・関節液などの軟部組織の描出に優れており、ACLの断裂の有無や程度、合併する半月板損傷や骨挫傷の評価が可能である。非侵襲的で放射線被曝がなく、感度・特異度ともに高い検査法である。以前は関節鏡が確定診断に用いられていたが、現在ではMRIが第一選択となっている。
3. [誤り]超音波検査は軟部組織の評価にある程度有用であるが、膝関節内部の靭帯の詳細な評価にはMRIの方が適している。 超音波では膝関節内の深部構造の描出に限界がある。
4. [誤り]エックス線検査は骨折の有無の確認には有用であるが、靭帯損傷は描出できない。 ACL損傷の確定診断には不適切であるが、骨折の除外のためにまず行われることが多い。
Key Points
ポイント
  • 前十字靭帯損傷の確定診断にはMRI検査が最も有用であり、靭帯・半月板・軟骨の評価に優れる。CT検査は骨の詳細評価に、エックス線は骨折の除外に用いるが、靭帯損傷は描出できない。MRIは非侵襲的で感度・特異度ともに高い。
  • 重要用語: MRI検査, 前十字靭帯損傷, 軟部組織描出 を正確に理解しておくこと。
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