1. [誤り]CT検査は骨折の詳細な評価には優れるが、靭帯・半月板などの軟部組織の描出にはMRIが圧倒的に優れる。
前十字靭帯損傷の確定診断にCTは不十分である。
2. [正解]MRI検査は前十字靭帯(ACL)損傷の確定診断に最も有用な画像検査である。
MRIは靭帯・半月板・軟骨・関節液などの軟部組織の描出に優れており、ACLの断裂の有無や程度、合併する半月板損傷や骨挫傷の評価が可能である。非侵襲的で放射線被曝がなく、感度・特異度ともに高い検査法である。以前は関節鏡が確定診断に用いられていたが、現在ではMRIが第一選択となっている。
3. [誤り]超音波検査は軟部組織の評価にある程度有用であるが、膝関節内部の靭帯の詳細な評価にはMRIの方が適している。
超音波では膝関節内の深部構造の描出に限界がある。
4. [誤り]エックス線検査は骨折の有無の確認には有用であるが、靭帯損傷は描出できない。
ACL損傷の確定診断には不適切であるが、骨折の除外のためにまず行われることが多い。