第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 830 疾患と炎症部位の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1上腕二頭筋長頭伳炎 ------大結節不正解
  2. 2テニス肘------上腕骨外側上顆正解!
  3. 3ドケルバン病------背側第二コンパートメント不正解
  4. 4長腓骨筋伳鞘炎 ------内果不正解
Explanation
解説
1. [誤り]上腕二頭筋長頭腱炎の炎症部位は結節間溝(大結節と小結節の間の溝)であり、大結節そのものではない。 大結節には棘上筋・棘下筋・小円筋の腱板構成筋が付着する部位であり、長頭腱の走行部位とは異なる。
2. [正解]テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は上腕骨外側上顆に付着する前腕伸筋群の起始部に炎症が生じる疾患である。 テニスのバックストロークなど手関節の伸展・前腕の回外を繰り返す動作で発症する。30〜50歳の中年に多く、毎日プレーする人の45%、週1〜2回の人の25%に何らかの肘症状がみられるとされる。主婦にもテニスとは無関係に好発する。
3. [誤り]ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)は背側第一コンパートメント(短母指伸筋腱・長母指外転筋腱が通る)の炎症であり、第二コンパートメントではない。 第二コンパートメントには長・短橈側手根伸筋腱が通る。
4. [誤り]長腓骨筋腱鞘炎は外果の後方を通る腱鞘の炎症であり、内果ではない。 内果の後方を通るのは後脛骨筋腱であり、走行部位が異なる。 | 疾患 | 正しい炎症部位 | 誤りやすい部位 | |:---|:---|:---| | 上腕二頭筋長頭腱炎 | 結節間溝 | 大結節 | | テニス肘 | 上腕骨外側上顆 | ― | | ドケルバン病 | 背側第一コンパートメント | 背側第二コンパートメント | | 長腓骨筋腱鞘炎 | 外果後方 | 内果 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 疾患と炎症部位の正誤対応</p>
Key Points
ポイント
  • テニス肘は上腕骨外側上顆の前腕伸筋群起始部の炎症である。上腕二頭筋長頭腱炎は結節間溝(大結節ではない)、ドケルバン病は背側第一コンパートメント(第二ではない)、長腓骨筋腱鞘炎は外果後方(内果ではない)が正しい炎症部位である。
  • 重要用語: テニス肘, 上腕骨外側上顆, ドケルバン病, 結節間溝 を正確に理解しておくこと。
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