第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 827 「15歳の男子。ラグビー練習中に転倒し左手関節橈背屈を強いられた。直後から手関節痛が強いため医療機関を受診した。」実施すべき画像検査で適切でないのはどれか。
  1. 1手関節2方向単純エックス線撮影不正解
  2. 2手関節斜位単純エックス線撮影不正解
  3. 3超音波断層検査不正解
  4. 4骨シンチグラフィ正解!
Explanation
解説
1. [誤り]手関節2方向(正面・側面)の単純X線撮影は骨折の有無を確認するための基本的な画像検査であり、受傷直後にまず行うべきものである。 コーレス骨折や舟状骨骨折の診断に不可欠な検査である。
2. [誤り]手関節斜位のX線撮影は通常の2方向では描出困難な骨折を検出するのに有用な追加撮影法である。 特に舟状骨骨折は通常の正面・側面撮影では骨折線が不明瞭なことがあり、斜位撮影で発見されることがある。
3. [誤り]超音波断層検査は骨折の評価や軟部組織(靭帯・腱)の損傷評価に有用な非侵襲的検査であり、受傷直後にも適切に実施できる。 放射線被曝がなく、繰り返し施行可能な利点がある。
4. [正解](適切でないもの=正答)骨シンチグラフィは放射性同位元素を静脈注射して骨の代謝活性を画像化する検査であり、急性外傷の初期評価には適切でない。 骨シンチグラフィは主に骨転移の検索や疲労骨折・慢性骨髄炎の診断に用いられる検査である。放射性物質の注射が必要で侵襲性が高く、受傷直後の急性手関節外傷に対してはX線撮影や超音波検査が優先される。
Key Points
ポイント
  • 急性の手関節外傷では、まず2方向のX線撮影を行い、必要に応じて斜位撮影や超音波検査を追加する。骨シンチグラフィは骨転移や疲労骨折の検索に用いる検査であり、急性外傷の初期評価には不適切である。MRIは舟状骨骨折が疑われX線で不明瞭な場合に有用である。
  • 重要用語: 骨シンチグラフィ, X線検査, 超音波検査 を正確に理解しておくこと。
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