第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 818 短距離走で肉離れを起こしやすいのはどれか。
  1. 1大内転筋不正解
  2. 2大腿二頭筋正解!
  3. 3中間広筋不正解
  4. 4大腰筋不正解
Explanation
解説
1. [誤り]大内転筋は大腿内側に位置する内転筋群の一つであり、短距離走での肉離れの好発部位ではない。 内転筋の肉離れはサッカーなどの方向転換動作やキック動作で生じやすい。
2. [正解]大腿二頭筋はハムストリングス(半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋)の一つであり、短距離走での肉離れが最も起こりやすい。 ハムストリングスは股関節と膝関節をまたぐ二関節筋であり、ダッシュ時に遊脚後期で膝が伸展される際に急激な遠心性収縮(引き伸ばされながら力を発揮する状態)が加わるため、筋線維の断裂(肉離れ)を生じやすい。短距離走やサッカーのスプリント時に最も多い筋損傷である。
3. [誤り]中間広筋は大腿四頭筋の深層に位置する膝伸展筋であり、短距離走での肉離れの好発部位ではない。 大腿四頭筋の肉離れは大腿直筋で起こりやすいが、短距離走ではハムストリングスの方が頻度が高い。
4. [誤り]大腰筋は腸腰筋群として深部に位置し、股関節屈曲に作用する。 短距離走での肉離れの好発部位としては一般的ではない。
Key Points
ポイント
  • 短距離走ではハムストリングス(特に大腿二頭筋)の肉離れが最も起こりやすい。ハムストリングスは二関節筋であり、ダッシュ時の遊脚後期に急激な遠心性収縮が加わるため損傷しやすい。ハムストリングスは半膜様筋・半腱様筋・大腿二頭筋の総称である。
  • 重要用語: ハムストリングス, 大腿二頭筋, 肉離れ を正確に理解しておくこと。
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