第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 814 「24歳の女性。テニスのサーブ時に、左足関節を内側にひねった。足関節の前外側部の腫脹と疼痛を訴える。」損傷の可能性が最も高いのはどれか。
  1. 1アキレス腱不正解
  2. 2三角靱帯不正解
  3. 3前距腓靱帯正解!
  4. 4遠位脛腓靱帯不正解
Explanation
解説
1. [誤り]アキレス腱損傷は踵骨後方部の疼痛や陥凹が特徴的であり、足関節の前外側部の腫脹・疼痛とは合致しない。 アキレス腱断裂は中年のスポーツ愛好家に多く、急な跳躍や踏み込みで生じることが多い。
2. [誤り]三角靭帯は足関節の内側に位置する靭帯であり、足関節を内側にひねる(内反する)捻挫では損傷されにくい。 三角靭帯が損傷されるのは足関節の外反捻挫の場合である。
3. [正解]前距腓靭帯は足関節外側靭帯の中で最も損傷されやすい靭帯である。 足関節を内側にひねる内反捻挫では外側の靭帯にストレスが加わり、前距腓靭帯が最も脆弱であるため真っ先に損傷される。前外側部の腫脹と疼痛は前距腓靭帯損傷の典型的所見である。足関節捻挫は日常生活やスポーツ外傷として最も頻繁にみられる外傷の一つである。
4. [誤り]遠位脛腓靭帯(前脛腓靭帯)は高位の足関節捻挫で損傷されることがあるが、一般的な内反捻挫では前距腓靭帯損傷の頻度が圧倒的に高い。 遠位脛腓靭帯損傷は回復に時間がかかることが多い。
Key Points
ポイント
  • 足関節の内反捻挫では外側の靭帯が損傷され、前距腓靭帯が最も脆弱で最初に損傷される。前外側部の腫脹・疼痛は前距腓靭帯損傷を示唆する。三角靭帯は内側の靭帯であり内反捻挫では損傷されにくい(外反捻挫で損傷される)。
  • 重要用語: 前距腓靭帯, 内反捻挫, 三角靭帯 を正確に理解しておくこと。
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