1. [正解]上腕骨近位部骨折は大腿骨頸部骨折とならんで高齢者に非常に多い骨折で、大腿骨頸部骨折の約7割の頻度で起こる。
老年期では骨粗鬆症を基盤に平地での転倒などの軽微な外力で受傷する。約80%は転位のない骨折であり、三角巾や既製スリングで固定する保存的治療が適応となる。骨粗鬆症患者の四大骨折の一つに数えられる。
2. [誤り]骨盤骨折は交通事故などの高エネルギー外傷で生じることが多い。
高齢者の単純な転倒では骨盤骨折よりも大腿骨頸部や上腕骨近位部の骨折が起こりやすい。
3. [誤り]大腿骨骨幹部骨折は強い外力が大腿骨中央部に加わることで生じる。
高齢者の転倒では骨幹部よりも頸部骨折が圧倒的に多い。
4. [誤り]脛骨骨折は交通事故などの直達外力で生じやすく、高齢者の単純な転倒に特有の骨折ではない。
高齢者の転倒で特徴的な骨折部位とは考えにくい。