1. [正解](適切でないもの=正答)鎖骨骨折は全骨折の10〜15%を占める頻度の高い骨折であるが、小児期に多発する骨折であり、交通外傷やスポーツ外傷の頻度が高い。
骨粗鬆症を基盤とした高齢者の四大骨折には含まれず、高齢者に特徴的な骨折とはいえない。
2. [誤り]上腕骨近位部骨折は高齢者の転倒で多発する骨折であり、大腿骨頸部骨折の約7割の頻度で起こるとされる。
骨粗鬆症を基盤にした四大骨折の一つに数えられる。
3. [誤り]脊椎圧迫骨折は骨粗鬆症により椎体が脆弱化し、軽微な外力で椎体が圧壊する骨折である。
高齢者に極めて頻度が高く、四大骨折の一つである。
4. [誤り]大腿骨頸部骨折は骨粗鬆症を基盤に高齢者の転倒で最も重要な骨折の一つである。
高齢者の寝たきりの原因となり、受傷後1年以内の死亡率は10〜20%と高率で、早期手術とリハビリテーションが求められる。
| 骨折名 | 高齢者好発 | 受傷機転 | 備考 |
|:---|:---|:---|:---|
| 大腿骨頸部骨折 | ○ | 転倒・殿部打撲 | 寝たきりの原因 |
| 脊椎圧迫骨折 | ○ | 軽微な外力 | 骨粗鬆症で椎体圧壊 |
| 上腕骨近位部骨折 | ○ | 転倒・手をつく | 頸部骨折の約7割の頻度 |
| 橈骨遠位端骨折 | ○ | 転倒・手をつく | コーレス骨折 |
| 鎖骨骨折 | × | スポーツ・転落 | 小児〜若年に多い |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 高齢者の四大骨折と鎖骨骨折の比較</p>