第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 793 外傷性脱臼について正しい記述はどれか。
  1. 1関節包は破れていない。不正解
  2. 2ばね様固定を認める。正解!
  3. 3習慣性脱臼と陳旧性脱臼は同じである。不正解
  4. 4整復後痛みがなければ他動運動を開始する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]外傷性脱臼では骨頭が関節腔から逸脱する際に関節包や靱帯が破れる。関節包の損傷は外傷性脱臼の必須条件である。
2. [正解]外傷性脱臼ではばね様固定(弾発性固定)が特徴的にみられる。脱臼した関節を他動的に動かそうとするとばね様の抵抗があり、力を抜くと元の位置に戻る現象である。筋肉の痙縮によって生じる。
3. [誤り]習慣性脱臼は軽微な外力で繰り返し脱臼するもので、陳旧性脱臼は整復されずに長期間放置されたものであり、両者は異なる概念である。
4. [誤り]整復後は軟部組織(関節包・靱帯)の修復が必要であり、痛みがなくても一定期間の安静固定が必要である。早期に他動運動を開始すると再脱臼や習慣性脱臼の原因となる。
Key Points
ポイント
  • ばね様固定(弾発性固定)は脱臼の3大徴候(疼痛・変形・機能障害)に加わる重要所見
  • 関節包・靱帯損傷は外傷性脱臼の必須所見で、修復には2〜3週の固定が必要
  • 習慣性脱臼と陳旧性脱臼は病態が異なり、治療方針も異なる
  • 重要用語: ばね様固定, 弾発性固定, 関節包破裂 を正確に理解しておくこと。
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