第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 787 脱臼の症状で誤っているのはどれか。
  1. 1発赤正解!
  2. 2疼痛不正解
  3. 3変形不正解
  4. 4ばね様固定不正解
Explanation
解説
1. [正解]発赤は脱臼の特徴的症状ではない。発赤は炎症の五大徴候(発赤・腫脹・疼痛・熱感・機能障害)の一つであるが、脱臼では関節包や靱帯の損傷が主体であり、著明な発赤は通常認めない。腫脹や皮下出血は生じるが、発赤は軽度である。
2. [誤り]脱臼では関節周囲の軟部組織(関節包・靱帯・筋腱)の損傷により激しい疼痛が生じる。骨折を伴う脱臼骨折ではさらに疼痛が増強する。自動運動は疼痛のため不能となり、他動運動も制限される。
3. [誤り]脱臼では骨頭が正常な関節窩から転位することにより関節部に明らかな変形が生じ、肉眼的に確認できる。肩関節脱臼では肩峰下の陥凹、股関節脱臼では患肢の短縮と特異的肢位を認める。
4. [誤り]ばね様固定(弾発性固定、elastic fixation)は脱臼に特徴的な所見である。他動的に関節を動かしても、筋の緊張により関節が弾力的に元の異常位置に戻る現象。骨折には認めず、脱臼と骨折の鑑別に有用である。
Key Points
ポイント
  • 脱臼の三主徴は疼痛・変形・ばね様固定(弾発性固定)
  • ばね様固定は脱臼に特異的で、骨折との重要な鑑別点
  • 発赤は炎症の徴候だが脱臼では軽度、関節炎との鑑別に重要
  • 重要用語: 脱臼、ばね様固定、弾発性固定、変形、三主徴 を正確に理解しておくこと。
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