第08章 整形外科疾患 / H. 外傷
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Question
問題 786 疲労骨折の起きやすい部位はどれか。
  1. 1大腿骨骨幹部不正解
  2. 2鎖骨中央部不正解
  3. 3脛骨下部正解!
  4. 4橈骨骨幹部不正解
Explanation
解説
1. [誤り]大腿骨骨幹部は転倒や交通外傷などの外力による外傷性骨折の好発部位である。大腿骨は人体最大の長管骨で骨皮質が太く強固なため、一般的に疲労骨折は起こりにくい。疲労骨折が発生する場合は大腿骨頸部に多い。
2. [誤り]鎖骨中央部は転倒時に手をついた際の介達外力や直達外力による骨折の好発部位である。小児・若年者に多く、全骨折の10〜15%を占める。疲労骨折としては極めて稀である。
3. [正解]脛骨下部(下1/3部分)は疲労骨折の代表的好発部位である。ランニングや行軍など反復的な荷重負荷により、骨に微小損傷が蓄積して発生する。陸上長距離選手に多く「走者骨折」とも呼ばれる。
4. [誤り]橈骨骨幹部は転倒時の骨折が多い部位であるが、疲労骨折の好発部位ではない。橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)は高齢者に極めて多い外傷性骨折である。
Key Points
ポイント
  • 疲労骨折は反復する微小外力により骨に累積損傷が生じて発生する
  • 好発部位:脛骨下部、中足骨(第2・3)、腓骨下部、大腿骨頸部、肋骨
  • 中足骨疲労骨折は「行軍骨折」と呼ばれ、長距離歩行や行軍で発生
  • 重要用語: 疲労骨折、脛骨、中足骨、行軍骨折、走者骨折 を正確に理解しておくこと。
骨折の種類好発部位原因・機序
疲労骨折脛骨下部、中足骨、腓骨下部反復荷重による微小損傷の蓄積
外傷性骨折大腿骨骨幹部、鎖骨中央部一回性の強大外力
病的骨折椎体、大腿骨頸部骨粗鬆症、腫瘍など基礎疾患
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