1. [誤り]椎間板腔の狭小化は変形性脊椎症や椎間板変性に伴う所見であり、14歳の腰椎分離症では認められない。椎間板の変性は加齢に伴って生じるものであり、若年者では通常みられない所見である。
2. [誤り]腰椎前弯の消失は腰椎椎間板ヘルニアの急性期や傍脊柱筋のスパズムに伴ってみられる所見である。腰椎分離症では通常、腰椎前弯は保たれるか、すべり症を伴う場合にはむしろ前弯が増大する傾向がある。
3. [正解]腰椎分離症のX線斜位像(45度斜位像)では、椎弓全体がテリア犬(スコッチテリア)のシルエットのように描出される。椎弓根が目、横突起が鼻、上関節突起が耳、下関節突起が前脚、棘突起と反対側の下関節突起が後脚に相当する。分離症では関節突起間部(峡部)に骨折線が認められ、テリア犬の首輪が断裂しているように見えるのが特徴的所見である。この所見を「テリアの首輪」または「スコッチテリアサイン」と呼ぶ。
4. [誤り]椎体の変形は圧迫骨折、変形性脊椎症、骨粗鬆症による椎体の楔状変形などでみられる所見である。腰椎分離症は椎弓の骨折であり、椎体そのものには変形を生じない。