第08章 整形外科疾患 / F. 脊椎疾患
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Question
問題 762 脊柱管狭窄を生じないのはどれか。
  1. 1黄色靱帯の肥厚不正解
  2. 2椎間板の後方への膨隆不正解
  3. 3椎間関節の肥大不正解
  4. 4前縦靱帯の骨化正解!
Explanation
解説
1. [誤り]黄色靱帯は椎弓板の間を連結する靭帯で、脊柱管の後壁を構成する。加齢や変性により肥厚・短縮すると、脊柱管を後方から圧迫して狭窄の原因となる。腰部脊柱管狭窄症の重要な成因の一つである。
2. [誤り]椎間板が変性し後方に膨隆すると、脊柱管を前方から圧迫して狭窄の原因となる。椎間板ヘルニアも椎間板の後方への突出であり、脊柱管狭窄の一因である。高さの減少に伴う膨隆も狭窄を助長する。
3. [誤り]椎間関節は脊柱の後方要素であり、変性・肥大すると脊柱管を側方から圧迫して狭窄の原因となる。変形性脊椎症に伴う椎間関節の肥大性変化は脊柱管狭窄症の原因として重要である。
4. [正解]前縦靱帯は椎体の前面に付着して脊柱の前方を縦走する靭帯であり、脊柱管とは反対側に位置する。したがって前縦靱帯が骨化しても脊柱管の内腔を圧迫することはなく、脊柱管狭窄の原因とはならない。脊柱管狭窄を引き起こす靭帯の骨化は、椎体後面に位置する後縦靭帯の骨化(OPLL)である。両者を混同しないことが重要である。
Key Points
ポイント
  • 脊柱管狭窄の原因は脊柱管の内腔を構成する構造の変化(黄色靱帯肥厚・椎間板膨隆・椎間関節肥大・後縦靭帯骨化)である
  • 前縦靱帯は脊柱管の「外」に位置するため、骨化しても脊柱管狭窄を生じない
  • 重要用語: 前縦靱帯, 後縦靭帯骨化症(OPLL), 黄色靱帯肥厚, 脊柱管狭窄 を正確に理解しておくこと。
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