第08章 整形外科疾患 / F. 脊椎疾患
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Question
問題 754 骨肉腫の初発症状でよくみられるのはどれか。
  1. 1発 熱不正解
  2. 2運動時痛正解!
  3. 3腫 脹不正解
  4. 4間欠跛行不正解
Explanation
解説
1. [誤り]発熱は骨肉腫の初発症状としては一般的でない。骨肉腫は悪性腫瘍であるが、疾患初期の段階で発熱を呈することは少なく、進行してから腫瘍熱として認められることがある。発熱が目立つ骨腫瘍としてはユーイング肉腫が知られている。
2. [正解]骨肉腫は10代、特に15〜19歳に好発する原発性悪性骨腫瘍である。初発症状は運動時痛であることが最も多い。外傷を機に疼痛に気付くことも多いが、外傷そのものが原因ではない。好発部位は大腿骨遠位端・脛骨近位端(膝関節周囲)で、次いで上腕骨の骨幹端である。疾患の進行とともに昼夜関係のない自発痛へと移行し、局所の熱感や腫脹、関節運動障害、跛行を呈するようになる。
3. [誤り]腫脹は骨肉腫が進行した段階で認められる症状である。局所に骨と癒着した腫瘍を触れることもあるが、初発症状としては運動時痛の方が先行する。腫脹がみられる段階では、疾患はすでにある程度進行している。
4. [誤り]間欠跛行は腰部脊柱管狭窄症(神経性間欠性跛行)や下肢の閉塞性動脈硬化症(血管性間欠性跛行)で特徴的にみられる症状である。骨肉腫の初発症状としては認められない。骨肉腫で跛行が出現するのは疾患の進行期である。 | 骨肉腫の特徴 | 内容 | |:---|:---| | 好発年齢 | 10代(特に15〜19歳) | | 性差 | 男:女=3:2 | | 好発部位 | 大腿骨遠位端・脛骨近位端(膝周囲) | | 初発症状 | 運動時痛 | | 進行期の症状 | 自発痛・腫脹・熱感・跛行 | | X線所見 | コッドマン三角、sunburst像(旭光様骨棘) | | 血液検査 | ALP高値 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 骨肉腫の臨床的特徴</p>
Key Points
ポイント
  • 骨肉腫の初発症状は運動時痛であり、進行すると安静時にも持続する自発痛・腫脹・熱感が出現する
  • X線撮影でコッドマン三角や旭光様骨棘が特徴的所見であり、ALPは病勢と並行して高値となる
  • 重要用語: 骨肉腫, 運動時痛, コッドマン三角, ALP, 大腿骨遠位端 を正確に理解しておくこと。
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