1. [誤り]脊椎分離症(spondylolysis)は青少年(10〜15歳頃)のスポーツ活動で発症することが多い疾患である。成長期の激しいスポーツ活動による腰椎の反復する過伸展・回旋ストレスが原因で発症する。青少年に多くみられる疾患であり、この記述は誤りである。
2. [誤り]脊椎分離すべり症は第5腰椎(L5、約90%)に最も多く、次いで第4腰椎(L4)である。胸腰椎移行部(Th12-L1付近)ではなく、下部腰椎に好発する。力学的負荷が大きい下部腰椎に発症しやすい。誤りである。
3. [正解]脊椎分離症は椎弓の関節突起間部(上関節突起と下関節突起の間、椎弓峡部、pars interarticularis)に疲労骨折が生じる疾患である。この部位は力学的に脆弱で、過伸展・回旋ストレスにより骨折が生じやすい。分離により椎体が前方にすべると分離すべり症(spondylolisthesis)となる。この記述は正しい。
4. [誤り]脊椎分離すべり症では、椎体が前方にすべることにより腰椎前弯(lordosis)が増強する。腰椎後弯(kyphosis)の増強ではない。すべりの程度が大きいと前弯が著明となり、腰部の階段状変形(step-off deformity)が触知されることがある。誤りである。