1. [誤り]脊柱側弯症では椎体の回旋変形を伴うため、前屈時(アダムス前屈テスト)に肋骨隆起(rib hump)がみられる。側弯により脊椎が回旋し、肋骨が後方に突出して左右非対称な隆起が形成される。正しい組み合わせである。
2. [誤り]腰椎椎間板ヘルニアでは坐骨神経伸展(下肢挙上)によりラセーグ徴候(Lasègue sign、SLRテスト)が陽性となる。L4/5やL5/S1椎間板ヘルニアで高頻度に陽性を示す重要な理学所見である。正しい組み合わせである。
3. [正解]**正しい(誤りの組み合わせ)。** 強直性脊椎炎(ankylosing spondylitis、AS)では亀背(kyphosis、後弯変形)ではなく、竹様脊柱(bamboo spine)と呼ばれる脊柱の強直(靱帯骨化による椎体の癒合)が特徴的である。X線写真で椎体間が竹のように連続して骨化した所見がみられる。円背(前弯の減少による平背化)がみられることはあるが、亀背(著明な後弯変形)は脊椎圧迫骨折や骨粗鬆症に特徴的な変形である。この組み合わせは誤りである。
4. [誤り]頚椎脱臼骨折では頚髄が損傷され、四肢麻痺(頚髄損傷、cervical spinal cord injury)をきたす。損傷レベルにより完全四肢麻痺または不全麻痺を呈する。C5以上の高位損傷では呼吸筋麻痺のリスクもある。正しい組み合わせである。