第08章 整形外科疾患 / F. 脊椎疾患
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Question
問題 738 疾患と症候との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1脊柱側弯症 - 肋骨隆起不正解
  2. 2腰椎椎間板ヘルニア - ラセーグ徴候不正解
  3. 3強直性脊椎炎 - 亀背正解!
  4. 4頚椎脱臼骨折 - 四肢麻痺不正解
Explanation
解説
1. [誤り]脊柱側弯症では椎体の回旋変形を伴うため、前屈時(アダムス前屈テスト)に肋骨隆起(rib hump)がみられる。側弯により脊椎が回旋し、肋骨が後方に突出して左右非対称な隆起が形成される。正しい組み合わせである。
2. [誤り]腰椎椎間板ヘルニアでは坐骨神経伸展(下肢挙上)によりラセーグ徴候(Lasègue sign、SLRテスト)が陽性となる。L4/5やL5/S1椎間板ヘルニアで高頻度に陽性を示す重要な理学所見である。正しい組み合わせである。
3. [正解]**正しい(誤りの組み合わせ)。** 強直性脊椎炎(ankylosing spondylitis、AS)では亀背(kyphosis、後弯変形)ではなく、竹様脊柱(bamboo spine)と呼ばれる脊柱の強直(靱帯骨化による椎体の癒合)が特徴的である。X線写真で椎体間が竹のように連続して骨化した所見がみられる。円背(前弯の減少による平背化)がみられることはあるが、亀背(著明な後弯変形)は脊椎圧迫骨折や骨粗鬆症に特徴的な変形である。この組み合わせは誤りである。
4. [誤り]頚椎脱臼骨折では頚髄が損傷され、四肢麻痺(頚髄損傷、cervical spinal cord injury)をきたす。損傷レベルにより完全四肢麻痺または不全麻痺を呈する。C5以上の高位損傷では呼吸筋麻痺のリスクもある。正しい組み合わせである。
Key Points
ポイント
  • 強直性脊椎炎の特徴は竹様脊柱(bamboo spine)であり、亀背(著明な後弯変形)は脊椎圧迫骨折に特徴的な変形である
  • 脊柱側弯症では肋骨隆起、腰椎椎間板ヘルニアではラセーグ徴候陽性、頚椎脱臼骨折では四肢麻痺がみられる
  • 重要用語: 強直性脊椎炎, 竹様脊柱, 亀背, 脊椎圧迫骨折 を正確に理解しておくこと。
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