第08章 整形外科疾患 / F. 脊椎疾患
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Question
問題 735 第4-5腰椎椎間板ヘルニアについて正しいのはどれか。
  1. 1ラセーグテスト陰性不正解
  2. 2膝蓋腱反射正常正解!
  3. 3下腿後面部の感覚鈍麻不正解
  4. 4大腿四頭筋萎縮不正解
Explanation
解説
1. [誤り]第4-5腰椎椎間板ヘルニア(L4/5椎間板ヘルニア)ではL5神経根が圧迫され、坐骨神経(L4〜S3)が刺激されることでラセーグテスト(Lasègue test、SLRテスト)は陽性となる。L4/5ヘルニアでは高頻度にラセーグテスト陽性を示す。陰性という記述は誤りである。
2. [正解]L4/5椎間板ヘルニアではL5神経根が障害される。膝蓋腱反射(patellar tendon reflex、PTR)の反射中枢はL2-4(特にL3-4)支配であるため、L5神経根障害では膝蓋腱反射は正常に保たれる。これはL5神経根障害の特徴的所見の一つである。膝蓋腱反射消失はL3-4間のヘルニア、アキレス腱反射消失はL5-S1間のヘルニアで出現する。
3. [誤り]下腿後面の感覚はS1神経根支配であり、L5神経根障害では下腿外側〜足背(第1趾と第2趾の間)の感覚が障害される。L5皮膚分節(dermatome)は下腿外側・足背・母趾であり、下腿後面(S1領域)の感覚鈍麻は生じない。誤りである。
4. [誤り]大腿四頭筋(quadriceps femoris muscle)はL2-4神経根支配(特にL3-4)であり、L5神経根障害では萎縮しない。L5障害では前脛骨筋(tibialis anterior)や長母趾伸筋(extensor hallucis longus)の萎縮がみられる。大腿四頭筋萎縮はL3-4間のヘルニアで出現する。誤りである。
Key Points
ポイント
  • 第4-5腰椎椎間板ヘルニア(L4/5ヘルニア)ではL5神経根が障害され、膝蓋腱反射(L2-4支配)は正常に保たれるのが正しい
  • ラセーグテストは陽性、下腿外側〜足背の感覚障害(下腿後面ではない)、前脛骨筋萎縮(大腿四頭筋ではない)がみられる
  • 重要用語: L4/5ヘルニア, L5神経根障害, 膝蓋腱反射正常, L2-4 を正確に理解しておくこと。
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