第08章 整形外科疾患 / F. 脊椎疾患
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Question
問題 734 腰部脊柱管狭窄症で誤っている記述はどれか。
  1. 1先天性と後天性とがある。不正解
  2. 2腰椎屈曲位で痛みが軽減する。不正解
  3. 3安静時痛がある。正解!
  4. 4間欠性跛行がある。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]腰部脊柱管狭窄症には先天性(発育性)脊柱管狭窄症と後天性(変性性)脊柱管狭窄症がある。先天的に脊柱管が狭いものと、加齢変化(椎間板・椎間関節・黄色靱帯の変性)による後天性のものがあり、後天性(変性性)が最も多い。正しい記述である。
2. [誤り]腰椎屈曲位(前屈み姿勢、sitting position)では脊柱管が拡大し、神経の圧迫が軽減するため症状が軽減する。歩行・立位では脊柱が伸展して脊柱管が狭窄し、前屈・しゃがむ姿勢では拡大するという特徴がある。自転車に乗れる、カートを押して歩ける、前かがみで休むと楽になるなどの症状パターンを示す。正しい記述である。
3. [正解]**正しい(誤りの選択肢)。** 腰部脊柱管狭窄症は通常、安静時痛はない。歩行時・立位時に下肢痛やしびれが出現し、休息(特に前屈位での休息)で改善する神経性間欠跛行(neurogenic intermittent claudication)が特徴的である。「安静時痛がある」という記述は明らかに誤りである。安静時痛の存在は脊柱の腫瘍や感染症(化膿性脊椎炎、脊椎カリエスなど)を示唆する重要な所見であり、脊柱管狭窄症とは異なる病態を疑う必要がある。
4. [誤り]歩行時に下肢痛やしびれが出現し、休息(特に前屈位での休息)で改善する神経性間欠跛行が腰部脊柱管狭窄症の最も特徴的な症状である。通常数分の休息で症状が軽快し、再び歩行可能となる。血管性間欠跛行(閉塞性動脈硬化症)との鑑別が重要である。正しい記述である。
Key Points
ポイント
  • 腰部脊柱管狭窄症は通常安静時痛はなく、歩行時に症状が出現し休息で改善する神経性間欠跛行が特徴的である(安静時痛は腫瘍・感染を示唆)
  • 先天性と後天性(変性性が最多)があり、腰椎屈曲位(前屈み)で脊柱管が拡大し症状が軽減する
  • 重要用語: 腰部脊柱管狭窄症, 安静時痛なし, 神経性間欠跛行, 前屈位改善 を正確に理解しておくこと。
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