第08章 整形外科疾患 / F. 脊椎疾患
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Question
問題 732 腰椎椎間板ヘルニアについて誤っている記述はどれか。
  1. 1L5-S1 間のヘルニアではラセーグテストは陽性である。不正解
  2. 2L2-L3 間のヘルニアでは大腿神経伸展テストは陽性である。不正解
  3. 3L5-S1 間のヘルニアではアキレス腱反射は正常である。正解!
  4. 4坐骨神経痛は臀部から足部にかけて放散する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]L5-S1間椎間板ヘルニアではS1神経根が圧迫され、坐骨神経(L4〜S3)が伸張されることでラセーグテスト(Lasègue test、SLRテスト)が陽性となる。仰臥位で下肢挙上により下肢後面に放散痛が誘発される。正しい記述である。
2. [誤り]L2-L3間椎間板ヘルニアでは上位腰椎神経根(L3神経根)が圧迫され、大腿神経伸展テスト(femoral nerve stretch test、FNST)が陽性となる。腹臥位で股関節を伸展させると大腿前面に疼痛が誘発される。上位腰椎ヘルニアの検出に有用な理学所見であり、正しい記述である。
3. [正解]**正しい(誤りの選択肢)。** L5-S1間椎間板ヘルニアではS1神経根が圧迫され、アキレス腱反射(Achilles tendon reflex、ATR)の反射中枢はS1-2(主にS1)であるため、反射は低下または消失する。「アキレス腱反射は正常である」という記述は明らかに誤りである。アキレス腱反射の低下・消失はL5-S1ヘルニアの特徴的所見の一つである。
4. [誤り]坐骨神経痛(sciatica)は坐骨神経(L4〜S3神経根から構成)の支配領域に沿って、殿部(臀部)から大腿後面・下腿・足部にかけて放散する特徴的な疼痛パターンを示す。腰椎椎間板ヘルニアの代表的症状であり、正しい記述である。
Key Points
ポイント
  • L5-S1間椎間板ヘルニアではS1神経根が圧迫され、アキレス腱反射は低下・消失する(正常ではない)のが正しい
  • ラセーグテスト陽性、L2-L3間では大腿神経伸展テスト陽性、坐骨神経痛は殿部から足部に放散するという記述は全て正しい
  • 重要用語: L5-S1椎間板ヘルニア, アキレス腱反射低下, S1神経根, ラセーグテスト を正確に理解しておくこと。
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