第08章 整形外科疾患 / E. 形態異常
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Question
問題 719 疾患と治療装具の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1斜 頸 —————————— ボストンレース不正解
  2. 2特発性側弯症 ——————— フォンローゼン装具不正解
  3. 3発育性股関節形成不全 ——— リーメンビューゲル装具正解!
  4. 4先天性内反足 ———————ミルウォーキーブレース不正解
Explanation
解説
1. [誤り]斜頸(筋性斜頸)にはソフトカラーなどの頚椎装具が用いられるが、ボストンブレース(Boston brace)は側弯症用の胸腰仙椎装具であり不適切である。斜頸の治療は基本的に保存療法(頭位の工夫、徒手矯正)で、重度例では手術療法が行われる。
2. [誤り]特発性側弯症にはミルウォーキーブレース(Milwaukee brace)やボストンブレース(Boston brace)などの脊柱装具が用いられる。フォンローゼン装具(Von Rosen splint)は発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)の治療に用いる股関節外転装具であり、側弯症には不適切である。
3. [正解]発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)にはリーメンビューゲル装具(Pavlik harness)が第一選択として用いられる。生後6か月以内の乳児が対象で、股関節を屈曲・外転位に保持することで自然な整復を促す。装着期間は通常2〜3か月間で、治療成功率は約90%と高い。リーメンビューゲル装具で整復が得られない場合はフォンローゼン装具などの他の装具を使用する。
4. [誤り]先天性内反足にはデニスブラウン副子(Denis Browne splint)が用いられる。ミルウォーキーブレース(Milwaukee brace)は側弯症用の頚胸腰仙椎装具であり、先天性内反足には不適切である。デニスブラウン副子はギプス矯正治療後に両足を外転・外旋位に保持する装具である。
Key Points
ポイント
  • 発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)にはリーメンビューゲル装具(Pavlik harness)が第一選択として用いられ、正しい組み合わせである
  • 斜頸にはソフトカラー、特発性側弯症にはミルウォーキーブレースやボストンブレース、先天性内反足にはデニスブラウン副子が用いられる
  • 重要用語: リーメンビューゲル装具, 発育性股関節形成不全, ミルウォーキーブレース, ボストンブレース, デニスブラウン副子 を正確に理解しておくこと。
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