1. [誤り]斜頸(筋性斜頸)にはソフトカラーなどの頚椎装具が用いられるが、ボストンブレース(Boston brace)は側弯症用の胸腰仙椎装具であり不適切である。斜頸の治療は基本的に保存療法(頭位の工夫、徒手矯正)で、重度例では手術療法が行われる。
2. [誤り]特発性側弯症にはミルウォーキーブレース(Milwaukee brace)やボストンブレース(Boston brace)などの脊柱装具が用いられる。フォンローゼン装具(Von Rosen splint)は発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)の治療に用いる股関節外転装具であり、側弯症には不適切である。
3. [正解]発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)にはリーメンビューゲル装具(Pavlik harness)が第一選択として用いられる。生後6か月以内の乳児が対象で、股関節を屈曲・外転位に保持することで自然な整復を促す。装着期間は通常2〜3か月間で、治療成功率は約90%と高い。リーメンビューゲル装具で整復が得られない場合はフォンローゼン装具などの他の装具を使用する。
4. [誤り]先天性内反足にはデニスブラウン副子(Denis Browne splint)が用いられる。ミルウォーキーブレース(Milwaukee brace)は側弯症用の頚胸腰仙椎装具であり、先天性内反足には不適切である。デニスブラウン副子はギプス矯正治療後に両足を外転・外旋位に保持する装具である。