第08章 整形外科疾患 / E. 形態異常
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Question
問題 712 女児に多い疾患はどれか。
  1. 1ペルテス病不正解
  2. 2大腿骨頭すべり症不正解
  3. 3先天性股関節脱臼正解!
  4. 4先天性内反足不正解
Explanation
解説
1. [誤り]ペルテス病は男児に多い疾患で、男女比は約4:1である。4〜8歳(特に6〜8歳)の男児に好発し、大腿骨頭の虚血性壊死(無腐性壊死)を呈する。片側性が多く、跛行や股関節痛で発症する。女児に多いという記述は誤りである。
2. [誤り]大腿骨頭すべり症は思春期(10〜15歳)の肥満男児に多い疾患である。性差は男児に多く、大腿骨頭骨端が骨幹端に対して後下方にすべる病態である。肥満、成長期の骨端線の脆弱性、力学的負荷などが発症に関与する。女児に多いという記述は誤りである。
3. [正解]先天性股関節脱臼は女児に圧倒的に多く、男女比は約1:5〜9である。女性ホルモン(妊娠末期に母体から分泌される関節弛緩ホルモン)の影響による関節弛緩性の増大や、女性の骨盤形態が関与すると考えられている。また、家族内発生も認められ、遺伝的素因も示唆されている。
4. [誤り]先天性内反足は男児に多い疾患で、男女比は約2:1である。出生時から足が内側を向き、足底が内反・尖足・内転・凹足という4つの変形要素を持つ先天異常である。男児に多いため、女児に多いという記述は誤りである。
Key Points
ポイント
  • 先天性股関節脱臼は女児に圧倒的に多く(男女比1:5〜9)、骨盤の形態やホルモンの影響が関与する
  • ペルテス病、大腿骨頭すべり症、先天性内反足はいずれも男児に多い疾患である
  • 重要用語: 先天性股関節脱臼, 女児優位, ペルテス病, 大腿骨頭すべり症, 先天性内反足 を正確に理解しておくこと。
疾患性差(男:女)好発年齢
先天性股関節脱臼1:5〜9(女児に多い)乳児期
ペルテス病4:1(男児に多い)4〜8歳
大腿骨頭すべり症男児に多い10〜15歳
先天性内反足2:1(男児に多い)出生時
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