1. [誤り]正しい(原因となる)。ペルテス病は大腿骨頭の虚血性壊死(無腐性壊死)であり、6〜8歳の男児に好発する。骨頭の壊死と修復の過程で骨頭が扁平化し、関節面の適合性が損なわれる。その結果、関節軟骨への荷重分散が不均等となり、将来的に二次性変形性股関節症を引き起こす原因となる。
2. [誤り]正しい(原因となる)。先天性股関節脱臼では臼蓋形成不全や大腿骨頭の臼蓋からの逸脱により、関節の適合不良が生じる。適切に治療されても軽度の臼蓋形成不全が残存することがあり、関節軟骨への荷重が不均等に分散され、成人期以降に二次性変形性股関節症を発症する主要な原因の一つである。
3. [正解]**誤り(原因とならない)。** 重症筋無力症は神経筋接合部における自己免疫疾患であり、アセチルコリン受容体に対する自己抗体により筋力低下や易疲労性を呈する疾患である。筋力は低下するが、関節構造そのものや関節軟骨には影響を及ぼさないため、二次性変形性関節症の原因とはならない。筋力低下による関節不安定性も軽度であり、関節破壊には至らない。
4. [誤り]正しい(原因となる)。血友病は凝固因子(第VIII因子または第IX因子)の欠乏により出血傾向を示す遺伝性疾患である。軽微な外傷でも関節内出血(血関節症)を繰り返し、血液による関節軟骨の破壊、滑膜の炎症、線維化が進行する。その結果、関節軟骨が変性・摩耗し、二次性変形性関節症をきたす重要な原因となる。