1. [誤り]原発性骨粗鬆症では血清カルシウム・リン濃度およびアルカリフォスファターゼ(ALP)値は通常正常範囲内である。ALPが上昇するのは骨軟化症、パジェット病、骨転移などであり、原発性骨粗鬆症では骨量は減少しているが骨の代謝回転は正常であるため、生化学検査では異常を示さないことが特徴である。
2. [誤り]骨肉腫は10〜20歳代の若年者に好発する原発性悪性骨腫瘍である。好発部位は膝周囲(大腿骨遠位端、脛骨近位端)であり、成長期の骨幹端部に発生しやすい。老人に好発するのは転移性骨腫瘍や多発性骨髄腫などである。
3. [正解]脊椎カリエス(脊椎結核)では椎体の破壊と炎症により、著しい脊柱の運動制限が生じる。結核菌による椎体の破壊、膿瘍形成、炎症性疼痛、および反射性の筋スパズムにより、脊柱の可動域が高度に制限される。前屈や回旋などの動作が困難となり、患者は棒のように硬直した姿勢をとることが多い。
4. [誤り]先天性股関節脱臼ではトレンデレンブルグ歩行(患側立脚時に健側の骨盤が下降し、体幹が揺れる異常歩行)がみられる。硬性墜落跛行は下肢短縮(脚長差)がある場合に短い側の足が地面に落ちるように接地する跛行であり、先天性股関節脱臼の特徴的歩行ではない。