第08章 整形外科疾患 / D. 筋・腱疾患
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Question
問題 698 板断裂で陽性になることが多いのはどれか。
  1. 1ヤーガソンテスト不正解
  2. 2アイヒホッフテスト不正解
  3. 3フロマン徴候不正解
  4. 4インピンジメント徴候正解!
Explanation
解説
1. [誤り]ヤーガソン(Yergason)テストは上腕二頭筋長頭腱炎の検査法である。肘関節90度屈曲位で前腕を回外させる際に抵抗を加え、結節間溝部に疼痛が誘発されれば陽性とする。腱板断裂の評価には用いない。
2. [誤り]アイヒホッフテスト(フィンケルスタインテスト)はドケルバン病(手関節橈側の狭窄性腱鞘炎)の検査法である。母指を握り込み手関節を尺屈すると橈骨茎状突起部に疼痛が誘発される。腱板断裂とは無関係である。
3. [誤り]フロマン(Froment)徴候は尺骨神経麻痺の検査法である。紙を両手の母指と示指で挟んで引っ張る際に、母指内転筋の筋力低下により母指のIP関節が屈曲してしまう所見であり、尺骨神経支配の母指内転筋麻痺を示す。腱板断裂とは無関係である。
4. [正解]腱板断裂ではインピンジメント徴候が陽性になることが多い。インピンジメントテストには、Neerテスト(肩関節を内旋位で受動的に挙上し肩峰下で腱板が圧迫される疼痛を誘発)やHawkinsテスト(肩関節90度挙上位で内旋を加え疼痛を誘発)がある。腱板が肩峰と上腕骨頭の間で圧迫・衝突(インピンジメント)されることで疼痛が生じる。 | テスト名 | 対象疾患 | |:---|:---| | インピンジメント徴候 | 腱板断裂・腱板炎 | | ヤーガソンテスト | 上腕二頭筋長頭腱炎 | | アイヒホッフテスト | ドケルバン病 | | フロマン徴候 | 尺骨神経麻痺 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 各テストと対象疾患の対応</p>
Key Points
ポイント
  • 腱板断裂ではインピンジメント徴候(Neerテスト・Hawkinsテスト)が陽性となる。腱板が肩峰下で圧迫されることで疼痛が誘発される。ヤーガソンテスト=上腕二頭筋長頭腱炎、アイヒホッフテスト=ドケルバン病、フロマン徴候=尺骨神経麻痺と区別する。
  • 重要用語: 腱板断裂, インピンジメント徴候, Neerテスト, Hawkinsテスト, 各種整形外科テスト を正確に理解しておくこと。
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