第08章 整形外科疾患 / D. 筋・腱疾患
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Question
問題 696 大腿骨頭すべり症で陽性になるのはどれか。
  1. 1アイヒホッフテスト不正解
  2. 2ピボットシフトテスト不正解
  3. 3ドレーマン徴候正解!
  4. 4ピアノキー徴候不正解
Explanation
解説
1. [誤り]アイヒホッフテスト(フィンケルスタインテストとも呼ばれる)はドケルバン病(手関節橈側の狭窄性腱鞘炎)の検査法である。母指を握り込み手関節を尺屈すると橈骨茎状突起部に疼痛が誘発される。大腿骨頭すべり症とは無関係である。
2. [誤り]ピボットシフトテストは前十字靱帯(ACL)損傷の検査法であり、膝関節の回旋不安定性を評価する。膝関節を外反・内旋位で屈曲すると亜脱臼が整復されるクリック現象がみられる。大腿骨頭すべり症とは無関係である。
3. [正解]ドレーマン(Drehmann)徴候は大腿骨頭すべり症で陽性となる特徴的所見である。股関節を屈曲させると自動的に外旋してしまう現象であり、大腿骨頭が後方・下方にすべっているために、屈曲時に大腿骨が外旋せざるを得なくなる。大腿骨頭すべり症は思春期の肥満男児に好発し、股関節痛(膝痛として訴えることもある)・跛行が主症状である。
4. [誤り]ピアノキー徴候は肩鎖関節脱臼の検査法であり、鎖骨遠位端が浮き上がった状態をピアノの鍵盤を押すように押し下げると、手を離すと再び浮き上がる所見である。大腿骨頭すべり症とは無関係である。 | テスト名 | 対象疾患 | |:---|:---| | ドレーマン徴候 | 大腿骨頭すべり症 | | アイヒホッフテスト | ドケルバン病 | | ピボットシフトテスト | 前十字靱帯損傷 | | ピアノキー徴候 | 肩鎖関節脱臼 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 各テストと対象疾患の対応</p>
Key Points
ポイント
  • ドレーマン徴候は大腿骨頭すべり症で陽性となり、股関節屈曲時に自動的に外旋する所見。大腿骨頭すべり症は思春期の肥満男児に好発し、股関節痛・膝痛・跛行を呈する。各テストと対象疾患の組合せを正確に覚える。
  • 重要用語: ドレーマン徴候, 大腿骨頭すべり症, 股関節屈曲時外旋, 思春期肥満男児, 各種整形外科テスト を正確に理解しておくこと。
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