1. [誤り]上腕骨近位部骨折は高齢者の骨粗鬆症に伴う四大骨折の一つであるが、転倒時に手や肩を打撲する外傷を契機とすることが多い。非外傷性骨折(明らかな外傷なく生じる骨折)としては椎体が最も多い。
2. [誤り]橈骨遠位部骨折(コレス骨折など)は転倒時に手をついて受傷する外傷性骨折であることが多い。骨粗鬆症に伴う好発骨折ではあるが、非外傷性骨折としては椎体が最多である。
3. [正解]高齢者の非外傷性骨折(脆弱性骨折)で最も多い部位は胸腰椎移行部(Th12〜L2付近)の椎体圧迫骨折である。骨粗鬆症による椎体の脆弱化により、明らかな外傷がなくても日常動作(重い荷物を持つ、くしゃみなど)で圧迫骨折が生じる。「いつのまにか骨折」とも呼ばれ、気付かないうちに発症していることもある。
4. [誤り]大腿骨近位部骨折は高齢者の重大な骨折であり、寝たきりの主要原因となるが、転倒を契機として生じることが多く、非外傷性骨折としては椎体圧迫骨折のほうが頻度が高い。