第08章 整形外科疾患 / C. 骨代謝性疾患・骨腫瘍
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Question
問題 689 くる病の治療で適切でないのはどれか。
  1. 1ビタミン D の投与不正解
  2. 2運動不正解
  3. 3日光浴不正解
  4. 4副腎皮質ホルモンの投与正解!
Explanation
解説
1. [誤り]誤り(適切な治療)。ビタミンDの投与はくる病の最も重要な治療法である。活性ビタミンD(アルファカルシドール)を投与することで、小腸からのカルシウム・リン吸収が促進され、骨の石灰化が改善する。症状改善まで2〜3ヵ月間投与する。
2. [誤り]誤り(適切な治療)。適度な運動は骨への力学的刺激となり骨形成を促進するため、くる病の治療に有効である。不動性骨粗鬆症の防止にも寄与し、骨代謝を活性化させる。
3. [誤り]誤り(適切な治療)。日光浴はくる病の治療に適切である。紫外線照射により皮膚でプロビタミンDがプレビタミンDに変換され、最終的にビタミンDが合成される。ビタミンD補充の自然な方法として有効である。
4. [正解]**正しい(不適切な治療)。** 副腎皮質ホルモン(ステロイド)の投与はくる病の治療として適切でない。ステロイドの長期使用はむしろ骨芽細胞を抑制し破骨細胞を活性化するため、ステロイド性骨粗鬆症を引き起こす。また腸管からのカルシウム吸収も阻害するため、くる病を悪化させる可能性がある。 | くる病の治療 | 適切/不適切 | |:---|:---| | ビタミンD投与 | 適切(最重要) | | 日光浴 | 適切(ビタミンD合成促進) | | 適度な運動 | 適切(骨形成促進) | | 副腎皮質ホルモン投与 | 不適切(骨粗鬆症を誘発) | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: くる病の治療の適否</p>
Key Points
ポイント
  • くる病の治療はビタミンD投与・日光浴・運動が基本。副腎皮質ホルモン(ステロイド)はむしろ骨代謝を悪化させるため不適切。ステロイドは骨芽細胞を抑制し、腸管Ca吸収を阻害するため骨粗鬆症を引き起こす。ビタミンD過剰投与による高Ca血症にも注意が必要。
  • 重要用語: くる病, ビタミンD投与, 日光浴, 副腎皮質ホルモンは不適切, ステロイド性骨粗鬆症 を正確に理解しておくこと。
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