第08章 整形外科疾患 / C. 骨代謝性疾患・骨腫瘍
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Question
問題 687 骨肉腫について正しいのはどれか。
  1. 1好発部位は脊椎である。不正解
  2. 2好発年齢は40歳代である。不正解
  3. 3手術単独療法が中心である。不正解
  4. 4最近の5年生存率は60%以上である。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]骨肉腫の好発部位は膝関節周囲(大腿骨遠位端・脛骨近位端)の長管骨骨幹端であり、脊椎ではない。脊椎に好発する骨腫瘍は転移性骨腫瘍や多発性骨髄腫である。
2. [誤り]骨肉腫の好発年齢は10〜20歳代の若年者であり、特に15〜19歳にピークがある。40歳代ではない。40歳代以降に多い骨の悪性腫瘍は転移性骨腫瘍である。
3. [誤り]骨肉腫の治療は化学療法と手術の併用が中心であり、手術単独療法ではない。術前約10週間の化学療法で腫瘍を縮小させてから手術を行い、術後も約1年間の化学療法を継続する。
4. [正解]骨肉腫の5年生存率は、強力な補助化学療法の導入により大幅に改善した。1970年代初頭までは10〜15%であった5年生存率が、近年では60〜70%にまで向上している。術前・術後の化学療法と患肢温存手術の組合せにより予後が飛躍的に改善した成果である。
Key Points
ポイント
  • 骨肉腫の5年生存率は化学療法の進歩により60〜70%に向上した(以前は10〜15%)。好発部位は膝関節周囲(脊椎ではない)、好発年齢は10〜20歳代(40歳代ではない)、治療は化学療法+手術の併用(手術単独ではない)。
  • 重要用語: 骨肉腫, 5年生存率60〜70%, 化学療法と手術の併用, 膝関節周囲, 若年者好発 を正確に理解しておくこと。
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