第08章 整形外科疾患 / C. 骨代謝性疾患・骨腫瘍
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Question
問題 685 骨粗鬆症における骨折危険因子でないのはどれか。
  1. 1運動正解!
  2. 2喫煙不正解
  3. 3糖尿病不正解
  4. 4副腎皮質ステロイド薬不正解
Explanation
解説
1. [正解]**正しい(危険因子でない)。** 運動は骨粗鬆症における骨折の危険因子ではなく、むしろ骨密度の維持・向上に有効な保護因子である。適度な荷重運動は骨への力学的刺激となり骨形成を促進する。また筋力強化やバランス能力の向上により転倒予防にも寄与し、骨折リスクを低減させる。
2. [誤り]誤り(危険因子である)。喫煙は骨粗鬆症の重要な危険因子である。喫煙により骨芽細胞の機能が低下し、腸管からのカルシウム吸収が障害される。また女性では閉経が早まる傾向があり、エストロゲン低下期間が延長して骨密度低下が促進される。
3. [誤り]誤り(危険因子である)。糖尿病は骨折の危険因子である。特に1型糖尿病ではインスリン不足により骨形成が低下する。2型糖尿病では骨密度は必ずしも低下しないが、AGEs(終末糖化産物)の蓄積により骨質が劣化し、骨折リスクが増加する。
4. [誤り]誤り(危険因子である)。副腎皮質ステロイド薬の長期使用はステロイド性骨粗鬆症を引き起こし、骨折リスクを著しく高める。ステロイドは骨芽細胞を抑制し破骨細胞を活性化するため、急速な骨量減少をもたらす。
Key Points
ポイント
  • 運動は骨粗鬆症における骨折の「保護因子」であり、危険因子ではない。骨折の危険因子には喫煙・糖尿病・副腎皮質ステロイド薬のほか、低体重・過度のアルコール摂取・既存骨折の既往・大腿骨頚部骨折の家族歴などがある。
  • 重要用語: 骨粗鬆症, 骨折危険因子, 運動は保護因子, 喫煙, ステロイド性骨粗鬆症 を正確に理解しておくこと。
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