第08章 整形外科疾患 / C. 骨代謝性疾患・骨腫瘍
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Question
問題 680 骨疾患と病態の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1くる病 ―――――― ビタミンC 欠乏不正解
  2. 2骨軟化症 ――――― 類骨の増加正解!
  3. 3骨粗鬆症 ――――― 骨量の増加不正解
  4. 4多発性骨髄腫 ――― 骨硬化不正解
Explanation
解説
1. [誤り]くる病の原因はビタミンD欠乏であり、ビタミンC欠乏ではない。ビタミンC欠乏で生じる疾患は壊血病(コラーゲン合成障害による出血傾向・歯肉出血・皮下出血など)である。くる病ではビタミンD不足により骨基質の石灰化が障害される。
2. [正解]骨軟化症はビタミンD欠乏により骨基質の石灰化が障害され、石灰化不十分な類骨(骨基質)が過剰に蓄積する疾患である。骨量自体は必ずしも減少しないが、石灰化骨に対する類骨の比率が増加する。同じ病態が骨端線閉鎖前の小児に生じた場合をくる病と呼ぶ。
3. [誤り]骨粗鬆症は骨の「量」が減少する疾患であり、骨量の増加ではない。骨吸収が骨形成を上回ることで骨量が減少し、骨の微細構造が劣化して脆弱化する。骨の化学的組成(質)は正常に保たれる。
4. [誤り]多発性骨髄腫では骨髄腫細胞による骨破壊が生じ、X線上で打ち抜き像(パンチアウトレジョン)と呼ばれる骨溶解性病変がみられる。骨硬化ではなく骨破壊が特徴である。骨硬化像がみられるのは前立腺癌の骨転移などである。 | 骨疾患 | 病態 | |:---|:---| | くる病 | ビタミンD欠乏(石灰化障害・小児期) | | 骨軟化症 | 類骨の増加(石灰化障害・成人) | | 骨粗鬆症 | 骨量の減少(質は正常) | | 多発性骨髄腫 | 骨溶解(打ち抜き像) | | 壊血病 | ビタミンC欠乏 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 骨疾患と病態の対応</p>
Key Points
ポイント
  • 骨軟化症=類骨の増加(石灰化障害)が正しい組合せ。くる病の原因はビタミンD欠乏(ビタミンCではない。ビタミンC欠乏=壊血病)。骨粗鬆症=骨量の減少(増加ではない)。多発性骨髄腫=骨溶解性病変(骨硬化ではない)。
  • 重要用語: 骨軟化症, 類骨増加, くる病はビタミンD欠乏, 壊血病はビタミンC欠乏, 多発性骨髄腫の打ち抜き像 を正確に理解しておくこと。
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