第08章 整形外科疾患 / C. 骨代謝性疾患・骨腫瘍
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Question
問題 679 骨疾患と好発時期との組合せで正しいのはどれか。
  1. 1くる病 ――――― 小児期正解!
  2. 2骨肉腫 ――――― 老年期不正解
  3. 3転移性骨腫瘍 ―― 青年期不正解
  4. 4骨粗鬆症 ―――― 思春期不正解
Explanation
解説
1. [正解]くる病はビタミンD欠乏により骨基質の石灰化が障害される疾患で、骨端線閉鎖前の小児期に発症する。多くは2歳までの乳幼児に発症し、四肢変形(O脚・X脚)、肋骨念珠、大泉門閉鎖遅延、低身長などの多様な骨格異常を呈する。同じ病態が成人に生じた場合は骨軟化症と呼ばれる。
2. [誤り]骨肉腫は10〜20歳代の若年者に好発する原発性悪性骨腫瘍であり、老年期ではない。特に15〜19歳にピークがある。老年期に多い悪性骨腫瘍は転移性骨腫瘍(癌の骨転移)である。
3. [誤り]転移性骨腫瘍は癌の好発年齢である40歳代以降の中高年期に多く、50歳代にピークを迎える。青年期に好発するのは骨肉腫やEwing肉腫などの原発性骨腫瘍である。
4. [誤り]骨粗鬆症は閉経後の女性や70歳以降の高齢者に好発し、思春期に発症する疾患ではない。思春期はむしろ骨量が急速に増加する時期である。 | 骨疾患 | 好発時期 | |:---|:---| | くる病 | 小児期(2歳以下) | | 骨肉腫 | 青年期(10〜20歳代) | | 転移性骨腫瘍 | 中高年期(40歳代以降) | | 骨粗鬆症 | 閉経後〜老年期 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 骨疾患と好発時期の対応</p>
Key Points
ポイント
  • くる病は小児期(特に乳幼児期)に好発するビタミンD欠乏による石灰化障害である。骨端線閉鎖前に発症するものをくる病、閉鎖後に発症するものを骨軟化症と呼ぶ。骨肉腫=青年期、転移性骨腫瘍=中高年期、骨粗鬆症=閉経後・老年期と好発時期を区別する。
  • 重要用語: くる病, 小児期, ビタミンD欠乏, 骨肉腫は青年期, 転移性骨腫瘍は中高年期 を正確に理解しておくこと。
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