第08章 整形外科疾患 / C. 骨代謝性疾患・骨腫瘍
1 / 3
Question
問題 672 変形性脊椎症で最も適切なのはどれか。
  1. 1エックス線所見と臨床症状とは一致する。不正解
  2. 2閉経後の女性に多い。不正解
  3. 3長期間コルセットを装着させる。不正解
  4. 4体操で筋力強化を図る。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]変形性脊椎症ではエックス線上に椎間板の変性・骨棘形成・椎間腔狭小化などの変化がみられても無症状のことが多い。加齢に伴うX線変化はほぼ全員に認められるが、臨床症状の有無や程度とは必ずしも一致しない。
2. [誤り]閉経後の女性に多いのは骨粗鬆症であり、変形性脊椎症とは異なる疾患である。変形性脊椎症は加齢に伴う椎間板の退行変性が原因であり、男女ともにみられる。
3. [誤り]コルセットの長期装着は体幹筋(腹筋・背筋)の筋力低下や筋萎縮を招くため、急性期の疼痛管理以外では推奨されない。装着依存が筋力低下の悪循環を引き起こす可能性がある。
4. [正解]変形性脊椎症の治療では体操による体幹筋力強化が最も重要である。腹筋や背筋を強化することで脊柱の安定性が向上し、疼痛の軽減や予防につながる。適度な運動療法は脊椎への負担軽減に有効であり、長期的な治療の中心となる。日常的なストレッチングや有酸素運動も推奨される。
Key Points
ポイント
  • 変形性脊椎症の治療では体操による筋力強化が最も適切である。X線所見と臨床症状は必ずしも一致しない。閉経後女性に多いのは骨粗鬆症であり変形性脊椎症とは異なる。コルセットの長期装着は筋力低下を招くため避けるべきである。
  • 重要用語: 変形性脊椎症, 体操による筋力強化, X線と症状の不一致, コルセット長期装着の弊害, 骨粗鬆症との鑑別 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶