第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 668 変形性関節症の単純エックス線所見で誤っているのはどれか。
  1. 1荷重部軟骨下骨の硬化不正解
  2. 2関節裂伱の拡大正解!
  3. 3骨棘形成不正解
  4. 4骨囊胞形成不正解
Explanation
解説
1. [誤り]誤り(正しい記述)。荷重部軟骨下骨の硬化(骨硬化像)は変形性関節症の典型的X線所見の一つである。関節軟骨が摩耗・消失した部位で骨が直接荷重を受けるようになり、反応性に骨が硬化する。エブルネーション(象牙質化)とも呼ばれる。
2. [正解]**正しい(誤った記述)。** 変形性関節症では関節軟骨の摩耗・変性により関節裂隙は「狭小化」する。「拡大」ではない。関節裂隙の拡大は関節水腫(大量の関節液貯留)や関節弛緩などでみられることがあるが、変形性関節症の特徴的所見ではない。変形性関節症のX線4大所見は、関節裂隙の狭小化・軟骨下骨硬化・骨棘形成・骨嚢胞形成である。
3. [誤り]誤り(正しい記述)。骨棘形成(osteophyte)は変形性関節症の典型的X線所見の一つである。関節辺縁部に棘状の骨新生が生じ、関節の安定性を補おうとする生体反応の結果である。
4. [誤り]誤り(正しい記述)。骨嚢胞形成は変形性関節症の典型的X線所見の一つである。軟骨下骨に嚢胞状の透亮像(骨嚢胞、ゼオーデともいう)がみられ、関節液の骨内浸入が原因と考えられている。 | 変形性関節症のX線4大所見 | |:---| | 1. 関節裂隙の狭小化 | | 2. 軟骨下骨硬化 | | 3. 骨棘形成 | | 4. 骨嚢胞形成 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 変形性関節症のX線4大所見</p>
Key Points
ポイント
  • 変形性関節症のX線4大所見は「関節裂隙の狭小化」「軟骨下骨硬化」「骨棘形成」「骨嚢胞形成」である。関節裂隙は「狭小化」であり「拡大」ではない点がひっかけポイント。軟骨が摩耗して薄くなるため裂隙は狭くなる。
  • 重要用語: 変形性関節症, 関節裂隙狭小化, 軟骨下骨硬化, 骨棘形成, 骨嚢胞形成 を正確に理解しておくこと。
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