第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 666 DIP関節の変形性関節症はどれか。
  1. 1ボタン穴変形不正解
  2. 2マレット変形不正解
  3. 3ブシャール結節不正解
  4. 4ヘバーデン結節正解!
Explanation
解説
1. [誤り]ボタン穴変形はPIP関節の屈曲とDIP関節の過伸展を呈する手指変形であり、関節リウマチに特徴的である。中央索の断裂により側索が掌側に偏位することで生じる変形であり、変形性関節症とは関係がない。
2. [誤り]マレット変形はDIP関節の屈曲変形(伸展不能)であるが、指伸筋腱の終止部断裂や末節骨の裂離骨折が原因である。外傷性の変形であり、変形性関節症による変形ではない。
3. [誤り]ブシャール結節はPIP(近位指節間)関節の変形性関節症であり、DIP関節ではない。DIP関節のヘバーデン結節と混同しやすいが、罹患する関節のレベルが異なる。
4. [正解]ヘバーデン結節はDIP(遠位指節間)関節の変形性関節症である。DIP関節の背側に骨棘が形成されて結節状の硬い腫脹が生じる。中年以降の女性に好発し、第2〜5指の第1関節(DIP関節)に左右対称性に出現することが多い。疼痛や関節可動域制限を伴うが、関節リウマチとは異なり全身性の炎症所見はみられない。 | 病態 | 罹患関節 | 原因・特徴 | |:---|:---|:---| | ヘバーデン結節 | DIP関節 | 変形性関節症・中年女性に好発 | | ブシャール結節 | PIP関節 | 変形性関節症・ヘバーデンより少ない | | ボタン穴変形 | PIP屈曲+DIP過伸展 | 関節リウマチ | | スワンネック変形 | PIP過伸展+DIP屈曲 | 関節リウマチ | | マレット変形 | DIP屈曲 | 伸筋腱断裂(外傷性) | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 手指変形の種類と罹患関節</p>
Key Points
ポイント
  • DIP関節の変形性関節症=ヘバーデン結節、PIP関節の変形性関節症=ブシャール結節。ボタン穴変形・スワンネック変形は関節リウマチの手指変形であり、変形性関節症とは区別する。マレット変形は外傷による伸筋腱断裂が原因である。
  • 重要用語: ヘバーデン結節, DIP関節, ブシャール結節, PIP関節, 変形性関節症 を正確に理解しておくこと。
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