第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 656 「58歳の女性。数年前から左手の第4指の近位指節間関節の腫脹に気がついた。特に疼痛はなかったが、今年になって右手の第4指近位指節間関節の腫脹もみられるようになった。」本患者の治療で有効なのはどれか。
  1. 1非ステロイド系抗炎症薬正解!
  2. 2カルシトニン不正解
  3. 3ビタミン D 製剤不正解
  4. 4ビタミン B6不正解
Explanation
解説
1. [正解]PIP関節の変形性関節症(ブシャール結節)に対しては非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)が疼痛軽減や消炎に有効である。変形性関節症の薬物療法として鎮痛薬の内服頓用と外用が基本であり、NSAIDsはその中心的な薬剤である。教科書にも「鎮痛薬の内服頓用と外用」が治療として挙げられている。
2. [誤り]カルシトニンは骨吸収を抑制するホルモンであり、骨粗鬆症に伴う疼痛緩和に用いられることがある。変形性関節症の治療薬としては用いない。
3. [誤り]ビタミンD製剤は骨粗鬆症やくる病・骨軟化症の治療に用いられる。カルシウム・リンの代謝を調節し骨の石灰化を促進する薬剤であり、変形性関節症の治療には適応がない。
4. [誤り]ビタミンB6は末梢神経障害(手根管症候群など)の治療補助として用いられることがあるが、変形性関節症の治療薬としては適応がない。
Key Points
ポイント
  • 変形性関節症の薬物療法は「鎮痛薬の内服頓用と外用」が基本であり、NSAIDsが中心的な薬剤である。カルシトニン・ビタミンD=骨粗鬆症の治療薬、ビタミンB6=神経障害の補助薬であり、変形性関節症の適応ではない。各薬剤の適応疾患を正確に区別すること。
  • 重要用語: NSAIDs, カルシトニン, ビタミンD, 変形性関節症, 骨粗鬆症 を正確に理解しておくこと。
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