第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 655 「58歳の女性。数年前から左手の第4指の近位指節間関節の腫脹に気がついた。特に疼痛はなかったが、今年になって右手の第4指近位指節間関節の腫脹もみられるようになった。」本疾患について適切でないのはどれか。
  1. 1女性に多い。不正解
  2. 2家族歴がある。不正解
  3. 3皮下結節がみられる。正解!
  4. 4骨棘形成がみられる。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]変形性関節症(ブシャール結節)は40歳以上の女性に多く、この記述は正しい。教科書にも「40歳以上の女性に多く、性差は1:10程度」と記載されている。
2. [誤り]変形性関節症(ヘバーデン結節・ブシャール結節)には遺伝的要因が認められることがあり、家族歴がみられるのは正しい記述である。教科書にも「遺伝性の証明される例もある」と記載されている。
3. [正解]皮下結節(リウマトイド結節)は関節リウマチに特徴的な所見であり、変形性関節症であるブシャール結節ではみられない。皮下結節は肘頭部などの圧迫がかかる部位に好発する関節リウマチの関節外症状である。
4. [誤り]骨棘形成はブシャール結節でもみられる変形性関節症の所見であるが、出題上は複数正解(3,4)となっている。
Key Points
ポイント
  • PIP関節の腫脹=ブシャール結節(変形性関節症)を考える。皮下結節(リウマトイド結節)は関節リウマチの所見であり変形性関節症ではみられない。ブシャール結節と関節リウマチのPIP関節炎の鑑別が重要で、関節リウマチでは朝のこわばり・対称性・リウマトイド因子陽性などがみられる。
  • 重要用語: ブシャール結節, リウマトイド結節, PIP関節, 変形性関節症, 関節リウマチ を正確に理解しておくこと。
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