第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 654 関節疾患について正しいのはどれか。
  1. 1関節拘縮の原因は関節包内の骨・軟骨にある。不正解
  2. 2変形性関節症は退行変性である。正解!
  3. 3関節リウマチの原因は細菌である。不正解
  4. 4関節強直の原因は関節包外の軟部組織にある。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]関節拘縮の原因は関節包外の軟部組織(皮膚・筋肉・腱・靭帯など)の短縮・瘢痕化にある。教科書にも「運動障害の原因が関節包外の軟部組織にある場合」を拘縮と定義しており、骨・軟骨が原因ではない。選択肢1と4の記述は逆になっている。
2. [正解]変形性関節症は関節軟骨の加齢に伴う退行変性(老化現象)が主病変であり、正しい記述である。教科書にも「関節の加齢現象、すなわち関節の退行変性によって関節構造の摩耗と増殖が混在して同時に起こる非炎症性、進行性疾患」と記載されている。
3. [誤り]関節リウマチは自己免疫疾患であり、細菌感染が原因ではない。滑膜に対する自己抗体により関節が破壊される。細菌が原因の関節炎は化膿性関節炎(感染性関節炎)である。
4. [誤り]関節強直の原因は関節包内の関節を構成する骨や軟骨の癒合にある。教科書にも「運動障害の原因が関節包内の関節を構成する骨や軟骨にある場合」を強直と定義している。完全強直(骨性強直)と不完全強直(線維性強直)に分類される。 | 用語 | 原因部位 | 特徴 | |:---|:---|:---| | 拘縮 | 関節包外の軟部組織 | 改善の余地がある | | 強直 | 関節包内の骨・軟骨 | 元に戻すことは困難 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 拘縮と強直の違い</p>
Key Points
ポイント
  • 拘縮=関節包「外」の軟部組織が原因、強直=関節包「内」の骨・軟骨が原因と正確に区別する。選択肢1と4を入れ替えたひっかけ問題に注意。変形性関節症は退行変性、関節リウマチは自己免疫疾患であり細菌感染ではない。
  • 重要用語: 拘縮, 強直, 退行変性, 自己免疫疾患, 変形性関節症 を正確に理解しておくこと。
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