第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 652 変形性膝関節症について正しいのはどれか。
  1. 1一次性が多い。正解!
  2. 2関節軟骨の摩耗所見はない。不正解
  3. 3安静時痛が主症状である。不正解
  4. 4大腿四頭筋訓練の効果はない。不正解
Explanation
解説
1. [正解]変形性膝関節症は加齢や肥満に起因する一次性(原発性)が多い。教科書にも「変形性股関節症とは異なり、膝関節では一次性が多い」と記載されている。40歳以上の太った女性に好発する。二次性は半月板損傷・靱帯損傷・骨折・化膿性関節炎・関節リウマチなどに続発するもので、頻度は一次性より低い。
2. [誤り]変形性膝関節症の主病変はまさに関節軟骨の摩耗・変性であり、「摩耗所見はない」は明らかに誤りである。X線でも関節裂隙の狭小化として軟骨の摩耗・消失を反映した所見がみられる。
3. [誤り]主症状は起動時痛(歩行開始時痛)であり、安静時痛ではない。安静時にはむしろ疼痛は軽減する。進行期以降に安静時痛や夜間痛が出現することがある。
4. [誤り]大腿四頭筋訓練は膝関節の動的安定性を向上させ、疼痛の軽減や機能改善に有効な保存的治療である。教科書にも「仰臥位での下肢挙上訓練など、四頭筋強化トレーニングを指導する」と記載されている。
Key Points
ポイント
  • 変形性膝関節症は「一次性が多い」(股関節症は二次性が多い)。主病変は関節軟骨の摩耗、主症状は起動時痛、大腿四頭筋訓練は有効。これらの基本事項を変形性股関節症と比較して整理すること。
  • 重要用語: 変形性膝関節症, 一次性, 関節軟骨摩耗, 起動時痛, 大腿四頭筋訓練 を正確に理解しておくこと。
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