第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 650 変形性膝関節症について正しい記述はどれか。
  1. 1滑膜組織の摩耗を主病変とする。不正解
  2. 2安静時痛が主症状である。不正解
  3. 3単純エックス線像で関節裂隙の拡大を認める。不正解
  4. 4大腿四頭筋訓練が有効である。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]変形性膝関節症の主病変は関節軟骨の摩耗・変性であり、滑膜組織の摩耗ではない。滑膜の炎症は関節リウマチの主病変である。変形性膝関節症では関節軟骨の退行変性が先行し、二次的に滑膜の反応性変化が生じる。
2. [誤り]変形性膝関節症の主症状は起動時痛(歩行開始時痛)であり、安静時痛ではない。教科書にも「疼痛は椅子から立ち上がるなどの運動開始時に多い」と記載されている。安静時痛や夜間痛が出現するのは進行期以降である。
3. [誤り]関節軟骨の摩耗により関節裂隙は狭小化する(拡大ではない)。教科書にもX線所見として「関節裂隙の狭小化」が挙げられている。関節裂隙の狭小化は変形性関節症全般に共通するX線所見である。
4. [正解]大腿四頭筋の筋力訓練は膝関節の動的安定性を向上させ、変形性膝関節症の保存的治療として有効である。教科書にも「仰臥位での下肢挙上訓練など、四頭筋強化トレーニングを指導する」と記載されている。等尺性収縮訓練は関節に過度の負荷をかけずに筋力強化できる利点がある。
Key Points
ポイント
  • 変形性膝関節症の主病変は「関節軟骨」の摩耗(滑膜ではない)、主症状は「起動時痛」(安静時痛ではない)、X線では関節裂隙の「狭小化」(拡大ではない)。大腿四頭筋訓練は有効な保存的治療である。これら4つの正誤を正確に区別すること。
  • 重要用語: 変形性膝関節症, 関節軟骨の摩耗, 起動時痛, 関節裂隙狭小化, 大腿四頭筋訓練 を正確に理解しておくこと。
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