1. [誤り]変形性膝関節症は変形性股関節症とは異なり、一次性(原発性、加齢や肥満による退行変性)が多い。教科書にも「変形性股関節症とは異なり、膝関節では一次性が多い」と記載されている。二次性は半月板損傷・靱帯損傷・骨折などに続発するもので、頻度は低い。
2. [正解]変形性膝関節症の初期症状として歩行開始時痛(starting pain、起動時痛)が特徴的にみられる。教科書にも「疼痛は椅子から立ち上がるなどの運動開始時に多い」と記載されている。温泉などの温熱効果で改善する傾向がある。安静時痛は進行期以降の症状である。
3. [誤り]膝蓋跳動は関節腔内の関節液貯留(関節水腫)により起こるのであり、関節周囲浮腫によるものではない。教科書にも「関節液が貯留し膝蓋骨の浮動感を認める」と記載されている。
4. [誤り]変形性膝関節症では進行すると内反変形(O脚)を起こすのが典型的であり、外反変形ではない。教科書にも「関節の変形は内反変形でO脚を呈することが多い」と記載されている。
| 変形性股関節症 | 変形性膝関節症 |
|:---|:---|
| 二次性が多い(約80%) | 一次性が多い |
| 女性に多い | 40歳以上の肥満女性に多い |
| トレンデレンブルグ歩行 | 内反変形(O脚) |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 変形性股関節症と変形性膝関節症の比較</p>