1. [正解]肩関節周囲炎(五十肩)は50代を中心に40代後半〜60代前半に好発する疾患であり、70歳代が好発年齢ではない。教科書にも「50代を中心として40代後半から60代前半にかけて発来する」と記載されている。70歳代ではなく50歳前後がピークであるため、この記述は不適切である。
2. [誤り]肩関節周囲炎では発症の比較的早期の段階から拘縮(可動域制限)を認める。教科書にも「発症の比較的早期の段階においても拘縮を認める」と記載されている。逆に、拘縮がない場合には腱板断裂や上腕二頭筋長頭腱障害を示唆する。
3. [誤り]肩関節の回旋運動を伴う動作(結帯動作=外転+内旋、結髪動作=外転+外旋)で痛みが増強するのは五十肩の典型的な症状である。
4. [誤り]ペインフルアークサイン(有痛弧徴候)は上肢を挙上する際に外転位60〜120度の範囲で痛みを感じる徴候であり、腱板断裂の代表的な所見である。教科書にも「この徴候が陽性の場合には『五十肩』といっても、腱板断裂の要素が強い症例と考えるべきである」と記載されている。