第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 642 「60歳の女性。生来健康で病気や外傷の既往はない。3ヶ月前から右膝の疼痛と腫脹に気付く。膝の完全屈曲がやや困難。」この患者への指導で誤っているのはどれか。
  1. 1等尺性収縮訓練による大腿部の筋力強化不正解
  2. 2正座訓練による関節可動域の改善正解!
  3. 3膝サポーターの装用不正解
  4. 4体重のコントロール不正解
Explanation
解説
1. [誤り]大腿四頭筋の等尺性収縮訓練(仰臥位での下肢挙上訓練など)は関節に負担をかけずに筋力強化できる適切な指導である。教科書にも「仰臥位での下肢挙上訓練など、四頭筋強化トレーニングを指導する」と記載されている。
2. [正解]正座訓練は膝関節に過度な屈曲負荷をかけ、関節軟骨の摩耗や疼痛を増悪させるため不適切な指導である。教科書にも「正座を避けることなどを指導する」と明記されている。関節可動域の改善には正座ではなく、非荷重位での屈曲訓練や水中歩行が適切である。
3. [誤り]膝サポーターは関節の安定性を高め、疼痛軽減に有効な補助具であり、日常生活での使用は適切な指導である。
4. [誤り]肥満は膝関節への荷重負荷を増大させるため、体重コントロール(減量)は変形性膝関節症の重要な保存的治療の一つである。教科書にも「体重減量」を生活指導として挙げている。
Key Points
ポイント
  • 変形性膝関節症では「正座を避ける」ことが生活指導の基本である。等尺性収縮訓練・水中歩行・体重管理が適切な指導であり、正座訓練は関節破壊を助長するため禁忌である。装具療法として内反膝には外側楔状足底板を使用する。
  • 重要用語: 変形性膝関節症, 正座禁忌, 等尺性収縮訓練, 体重コントロール, 水中歩行 を正確に理解しておくこと。
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