第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 638 高齢者の転倒しやすい理由でないのはどれか。
  1. 1立ち直り反応の亢進正解!
  2. 2感覚機能の低下不正解
  3. 3関節可動範囲の制限不正解
  4. 4重心動揺の増大不正解
Explanation
解説
1. [正解]高齢者では立ち直り反応(姿勢が崩れた際に元の姿勢に戻ろうとする反射的反応)は低下するのであり、亢進ではない。立ち直り反応が亢進すれば姿勢制御能力が向上して転倒しにくくなるはずである。「亢進」という記述は高齢者の転倒理由として誤りであり、これが正答である。
2. [誤り]加齢に伴い視覚・深部感覚(固有受容覚)・前庭機能などの感覚機能が低下する。これらは姿勢保持や平衡感覚に重要であり、低下すると転倒リスクが高まる。
3. [誤り]加齢による関節の退行変性や拘縮により関節可動範囲が制限されると、歩行時のバランス調整や段差越えが困難になり転倒しやすくなる。
4. [誤り]加齢により筋力低下や感覚機能低下が進むと重心動揺が増大し、立位バランスが不安定になって転倒リスクが上昇する。
Key Points
ポイント
  • 高齢者の転倒リスク因子は「立ち直り反応の低下(亢進ではない)」「感覚機能低下」「関節可動域制限」「重心動揺増大」「筋力低下」「薬剤の影響」などである。骨粗鬆症の治療においても転倒防止は骨折予防の重要な柱であり、運動療法による筋力・平衡感覚の維持やバリアフリー化が推奨される。
  • 重要用語: 立ち直り反応, 感覚機能低下, 重心動揺, 転倒リスク, 骨折予防 を正確に理解しておくこと。
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