1. [誤り]五十肩では関節包の拘縮により外旋運動の制限が最も著明であり、結髪動作(外転+外旋)が困難となる。結帯動作(外転+内旋)も制限される。教科書にも「髪を結う」動作すなわち外転と外旋運動の組み合わせで著しい運動制限があると記載されている。
2. [誤り]五十肩の治療は保存的治療が基本である。具体的には薬物療法(消炎鎮痛薬)、リハビリテーション(振り子体操・コッドマン体操)、鍼灸、マッサージなどが行われる。教科書にも「保存的治療法(薬物療法、リハビリテーション、鍼灸、マッサージ)」と記載されている。
3. [誤り]疼痛による肩関節の不動化が長期化すると、三角筋・棘上筋・棘下筋などの上肢帯筋に廃用性萎縮が生じる。回復期には筋力回復訓練が重要となる。
4. [正解]五十肩の予後は一般に良好であり、「完治することはまれ」という記述は誤りである。痙縮期→拘縮期→回復期と各期数か月をかけて経過し、多くの場合1年ないし1年半で日常生活に支障がなくなる。教科書にも「予後はおおむね良好で1年ないし1年半で日常生活に支障がなくなることが多い」と記載されている。