1. [誤り]夜間痛は肩関節周囲炎(五十肩)の急性期(痙縮期)に特徴的な症状である。教科書にも「疼痛は寒冷によって増悪し、また、夜間に強くなる傾向がある」と記載されている。就寝中に痛みで目が覚め、睡眠障害をきたすこともある。
2. [正解]肩関節周囲炎の予後は一般に良好であり、「予後は不良」という記述は誤りである。痙縮期→拘縮期→回復期と各期数か月をかけて経過し、多くは1年ないし1年半で日常生活に支障がなくなる。保存的治療(薬物療法・リハビリテーション・鍼灸・マッサージ)により改善が期待でき、自然治癒傾向がある。
3. [誤り]関節包の拘縮により肩関節の挙上(屈曲・外転)が著しく制限される。結帯動作(外転+内旋)や結髪動作(外転+外旋)の困難も代表的な可動域制限である。
4. [誤り]疼痛による不動が長期化すると、三角筋・棘上筋・棘下筋などの肩甲帯筋群に廃用性萎縮が生じうる。回復期には筋力訓練が重要となる。