1. [正解]ヘバーデン結節は手指の遠位指節間関節(DIP関節)に生ずる変形性関節症である。40歳以上の女性に多く(性差1:10)、関節軟骨の退行変性により骨棘が両側方に形成され、関節部が節くれ立つように腫大する。全DIP関節に生じうるが、示指・中指に多い。教科書にも「遠位指節間関節(DIP joint)に生ずる変形性関節症をヘバーデン結節と呼ぶ」と明記されている。
2. [誤り]肩関節にも変形性関節症は生じうるが、ヘバーデン結節は手指DIP関節に特有の名称であり、肩関節には使用しない。
3. [誤り]股関節の変形性関節症は変形性股関節症と呼ばれ、関節裂隙の狭小化や骨棘形成がみられるが、ヘバーデン結節とは別の疾患概念である。
4. [誤り]膝関節は変形性関節症の好発部位であるが、変形性膝関節症と呼ばれ、ヘバーデン結節とは呼ばない。ヘバーデン結節は手指DIP関節のみに用いる用語である。
| 名称 | 罹患関節 | 特徴 |
|:---|:---|:---|
| ヘバーデン結節 | DIP関節(遠位指節間関節) | 40歳以上の女性に多い、骨棘形成 |
| ブシャール結節 | PIP関節(近位指節間関節) | ヘバーデン結節のある20%に合併 |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: ヘバーデン結節とブシャール結節の比較</p>