第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 630 肩関節周囲炎について誤っているのはどれか。
  1. 140~60 歳代に好発不正解
  2. 2夜間痛不正解
  3. 3関節包の拡大正解!
  4. 4結帯動作の制限不正解
Explanation
解説
1. [誤り]肩関節周囲炎(五十肩)は50代を中心に40〜60歳代に好発する。教科書にも「50代を中心として40代後半から60代前半にかけて発来する」と記載されている。男女差はない。
2. [誤り]夜間痛は肩関節周囲炎の特徴的症状である。就寝中に患側を下にして寝ると痛みで目が覚めることが多い。教科書にも「疼痛は寒冷によって増悪し、また、夜間に強くなる傾向がある」と記載されている。
3. [正解]肩関節周囲炎では関節包は拡大ではなく拘縮(収縮・線維化・硬化)する。関節包の炎症→線維化→拘縮の過程で関節腔は狭小化し、可動域制限をきたす。「関節包の拡大」という記述は誤りであり、これが正答である。
4. [誤り]結帯動作(背中に手を回して帯を結ぶ動作=肩関節の外転と内旋の組み合わせ)は関節包の拘縮による内旋制限により困難となる。結髪動作(髪を結う動作=外転と外旋の組み合わせ)とともに五十肩の代表的な運動制限である。
Key Points
ポイント
  • 肩関節周囲炎では関節包は「拡大」ではなく「拘縮」する。関節腔が拡大するのは関節液貯留(関節水腫)を伴う疾患であり、五十肩では逆に関節腔が狭小化する点を混同しないこと。五十肩の臨床的三徴は「夜間痛」「可動域制限(結帯・結髪動作困難)」「自然治癒傾向」である。
  • 重要用語: 肩関節周囲炎, 関節包拘縮, 夜間痛, 結帯動作, 結髪動作 を正確に理解しておくこと。
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