第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 628 変形性膝関節症の症状で誤っているのはどれか。
  1. 1運動開始時痛不正解
  2. 2大腿四頭筋の肥大正解!
  3. 3膝蓋跳動不正解
  4. 4内側関節裂隙部の圧痛不正解
Explanation
解説
1. [誤り]変形性膝関節症では椅子からの立ち上がり、歩き始めなど動作開始時に痛みが出現し、動いているうちに軽減する運動開始時痛が特徴的である。病期が進行すると持続痛や夜間痛も出現する。
2. [正解]変形性膝関節症では大腿四頭筋は肥大ではなく萎縮する。疼痛による膝の使用制限と関節機能低下により、大腿四頭筋(特に内側広筋)の筋力低下・萎縮が必発である。大腿四頭筋萎縮は膝関節の不安定性を増悪させ、さらなる症状悪化の悪循環を招く。
3. [誤り]関節水腫(関節液の貯留)がある場合、膝蓋骨を上から圧迫すると大腿骨に接した後に跳ね返る浮遊感(膝蓋跳動、ballottement)を認める。これは関節液貯留の診断に有用な身体所見である。
4. [誤り]変形性膝関節症は内側型が圧倒的に多く(約90%)、内側関節裂隙部(内側半月板部)に圧痛がみられる。内側型ではO脚変形(内反変形)を呈する。外側型は少ないがX脚変形(外反変形)を呈する。
Key Points
ポイント
  • 大腿四頭筋訓練は変形性膝関節症の保存療法の要であり、下肢挙上訓練(SLR訓練)や水中歩行などが推奨される。筋力強化により膝関節の安定性が向上し、症状改善が期待できる。
  • 変形性膝関節症の危険因子:加齢、女性、肥満、O脚、膝への負担が大きい職業・スポーツ、外傷歴などがある。
  • 重要用語: 変形性膝関節症、大腿四頭筋萎縮、膝蓋跳動 を正確に理解しておくこと。
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